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涼宮ハルヒの戦場(2) [そうてんの小説]

眼の前に立っていたのはまぎれもなく、あの朝倉涼子だった

かつて俺を殺そうとしたあの元クラス委員長。それが今また眼の前にいるのだ

「おまえ・・・なんでっ!」

俺が立ちあがろうとしたとき、朝倉はすでに俺の腕をつかんでいた

「事情は後!今は走るわよ!」

なんでだ、と声を上げそうになったがすぐに理解した。さっきの化け物と同じやつがゾロゾロとやってきていた

俺は朝倉に腕を引っ張られるままに走った。一瞬、こいつを信用して大丈夫なのか、という不安もよぎったが今現在の脅威は背後から迫るおかしな化け物であると体が理解していた

どのくらい走ったかは全く覚えていない

気がついたら、あの学校へと向かう坂道の始まりにたどりついていた

それとほぼ同時に俺たちの頭の上を今度は自衛隊とかが使うような、いわゆる戦闘ヘリが8機ほど飛んで行った。

「さてと・・・おひさしぶりね。キョンくん。涼宮さんとはお幸せにしてる?」

振り返ったときに見せた朝倉の笑顔はちょうど、そう。ほぼ同じセリフを長門に消される寸前に言ったときと同じに見えた。

「・・・これはお前らの仕業か?」

俺は怒気を強めていった。考えていた最悪の事態。つまりは長門の親玉がハルヒや俺を潰しにかかった可能性

「違うわよ」

朝倉は坂を登り始める

「私は上からあなたを助けるように言われてきたのよ。」

俺を?朝倉が?

「だって、私以外がきたところであなたは私を見る以上に信用しないでしょ?」

そりゃそうだ。いつぞやみたく殺されかけたらたまらんからな

「でも、私だったら信用はしないけど、話くらいは聞いてくれるでしょ?」

それはない、と答えたかったが、なんせ朝倉とは長門の暴走のときにも顔を突き合わせている(そのときは見事に刺されたが)。話を聞いてと言われたら聞かざるを得ない。

「そ。じゃあ説明するわ。簡単にいえばあなたは並行世界にとばされたの。」

「並行世界ってなんだ?なんで俺が飛ばされたんだ?」

俺が矢継ぎ早に質問をぶつけると朝倉が振り向いた

「んもぅ・・・私だって今は力抑えられてて普通の有機生命体程度の力しかだせないんだから。そんな一遍に聞かれてもこたえられないわよ。」

「す、すまん・・・」

俺は朝倉にあやまった。まさか朝倉に謝る日がこようとはな。謝られる日はくるかもとは思っていたが

「並行世界っていうのは簡単にいえばあなたの世界という紙をコピーにかけたようなものよ。でも、コピーとはいえ原版とは違う。ここまではわかるかしら?」

「すまん。さっぱりだ。」

朝倉は大きくため息をつく。俺ってそんなに馬鹿か?

「とにかく。あなたは今別な世界にいるの。この世界はあなたの世界と同じだけどたどった歴史が全然違うわ。」

そう言うと朝倉はおれに大きなファイルを渡してきた。

「とりあえずそれを読んで。質問は歩きながら説明するから。」

 

さて、一応そのファイルの内容を説明しておこう。あの化け物どもの名前は人類将来破滅型生命体、通称HFTL。最初に人類がそいつらに接触したのは1942年5月。つまりはおれたちの世界で言う第二次世界大戦中ってことだ。そのとき、オーストラリアの南の海に巨大な隕石が落下し、周辺にかなり大きな津波を起こしたそうだ。調査に向かったイギリス海軍の駆逐艦が謎の生命体の攻撃を受け撃沈。その後ドイツか日本の秘密兵器と考えた米英軍はただちにそのせん滅に向かった。しかし結果、米海軍も英海軍もアジア・太平洋で使用できる主力の海軍力を壊滅させられた。やがて、HFTLはオーストラリアに上陸。連合国軍が応戦するも圧倒的な兵力の違いから瞬く間にオーストラリア南部の主要都市を取られてしまう。ここに至って米英軍は急きょ日独との戦争をある程度日独に有利な形で講和条約を結ぶかわりに日独もこの生物との戦いに協力することが決定した。それが1942年11月。だが、結局1943年2月までにオーストラリア本島が完全に占領され、さらに南アフリカや南アメリカにもHFTLは上陸し、各国は次々と敗北を重ねていった。そこで1945年9月、『人類統合軍』を創立し、各国の軍隊を組織的に統合。それからは人類統合軍総司令部の指揮のもと、以後2010年の現在まで戦闘は続く・・・って2010年!?

「そうよ。この世界はあなたのいた世界より5年ほど早く進んでいるの。」

「そうか。それで、このファイルの最後についている地図はなんだ?」

 

「これは現在の世界の勢力図。赤がHFTLに完全に制圧された地域。オレンジが人類統合軍アメリカ軍区、青がユーラシア軍区、緑がアラブ・アフリカ軍区、黄色がヨーロッパ軍区。そしてこの紫の地域が極東アジア軍区よ。」

それはおれにわかりやすくするためか、地図に俺のしっている国境線が引かれていたが、まさしく別モノでしかなかった。

「さてと・・・ついたわよ。ここが極東アジア軍区日本西部方面軍特殊兵装部よ。」

その長ったらしい名前の場所はしかし、間違いなく俺の学校があった場所であった。そこには巨大な倉庫のようなものと、なんという皮肉だろうか。俺の学校とほぼ同じような建物があったのだ。

「何の冗談だよ・・・」

悪態をついた俺を朝倉は笑いながら見ていた。

「それだけじゃないわ。どうやらもっと最悪な冗談を見せることになりそうよ。」

え、と声をあげる前にそれ俺の前をものすごいスピードで通り過ぎ、朝倉の前で立ち止まった

「涼子司令!!技術部は何考えてあんなもの作ってるの!?操作性は悪いし背中のミサイルポッドは重いし!!しかも飛行用装備なんてまだ未完成のものをつけて飛ばされたのよ!!こんなんで連中と戦うならいつもの戦闘機で戦ったほうがまだマシよ!」

それは服装は軍服のようなものだが・・・まぎれもなく涼宮ハルヒであった。(続く)


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涼宮ハルヒの戦場(1) [そうてんの小説]

まず、目が覚めて感じたのは奇妙な違和感だった

前日は日曜日。例によってハルヒにSOS団の活動だとかいわれて街中を連れまわされた。全く、ほかの3人はよくああも文句を言わずにハルヒのやつについていけるな、といつものように感心した

もちろん一般的高校生程度の体力しか持ち合わせていない俺にはあの永久機関を搭載しているハルヒについていくのは大変な労働なわけで晩飯を食べ、風呂にはいるとそのままベットの上へダイブしてしまった

さて、当然日曜の翌日は月曜だ。大人は会社へ行き、俺たちのような被保護者は学校へ行く日である。しかし、俺の体はその違和感を感じ取っていた。北高に入学し、ハルヒその他宇宙人未来人超能力者に関わって、様々な不思議現象を嫌々ながら体験してきたことで感じることができるようになった違和感

・・・・何かが・・・おかしい・・・・

まず月曜の朝にも関わらず外は沈黙していた。朝の静けさなんてものじゃない。沈黙である

俺は異様な不安に襲われて家中を見まわした

妹も両親もいない

それどころか

家具のところどころにはクモの巣が張ってある

明らかにかなり長い間使われていない

「どうなってやがる・・・」

自然と口から言葉が漏れる

とりあえず外に出てみよう。何かわかるかもしれない

俺は部屋に戻るととりあえず外出用の服に着替える

いったい何が起こってるって言うんだ?また閉鎖空間か?それとも雪山のときの連中の攻撃か?また朝比奈さん(大)の仕業でどっか別の時代に飛ばされたのか?

頭の中ではこの状況を説明するうえで最も適した回答を探している。しかし、そのどれでもないことを自分ははっきりと感覚でわかっていたんだ

あぁそうさ。もし閉鎖空間なら近くにハルヒがいるだろうし、雪山の連中なら俺を狙う理由がない。朝比奈さん(大)ならとっくの昔にあの大きな胸を揺らしながら登場しているはずである

そんなことを考えながら外に出た

外の空気はひんやりとした冬の空気だった。しかし、そのひんやりというのは決して気温のせいだけではなかった。なぜか、街の中がひんやりと、まるで凍ったかのような冷たさを持っていた

恐怖した。あぁ怖かったさ。宇宙人未来人超能力者そのどの事例にも当てはまらないんだぜ?今まで経験した危険とはまるで違うものだってそんなこと違和感を感じたときからわかってたさ。だがな、知ってるか?人間何かわからない恐怖に耐えられるほど強くないんだぜ

「いったい何がどうなってるんだー!!!!!!!!!」

俺は叫んだ

冷たい空に向かって

その直後だろうか

ものすごい爆音が空から聞こえた

空を見上げると、戦闘機というやつだろうか?あれが何十機も大阪の方向に飛んで行った

自衛隊の演習か・・・?

だがその直後、それが何であるかはっきりと理解することになる

戦闘機の背後からいくつもの赤い線が伸びた。それがあたると次々と戦闘機は炎を上げながら墜落していった。戦闘機のほうもミサイルを撃って応戦しているようだが、まるでダメだった

次々と落とされていく戦闘機

そのとき俺は確信した

ここは・・・俺のいた世界とは違う。別の世界だ

ドスン

あ、と思わず声をあげていた

いつの間にか、背後に何か巨大なものが降り立っていた

それは人でも、ものでもなかった

赤くて、醜い姿をした・・・生き物

その生き物は俺の身長の3倍くらいあった

やばい、直感的に俺はそう感じた

しかし、時すでに遅くその生き物は左右についている巨大な触手を俺に伸ばそうとしている

俺はここで死ぬんだ。このわけのわからない場所でわけのわからぬままわけのわからない生き物にわけもわからなく殺されてしまうんだ

俺はあきらめかけていた

「キョンくん伏せて!!!!!!!!!」

俺は無意識のうちにその声に従って身を伏せた

背後を誰かが駆け抜けたような気がした

俺が頭をあげたとき、その何者かは生き物のぶ厚いそうなその海老のような殻の首もとの隙間に深く日本刀を突き刺していた。生き物も触手を首のほうに回すが、捕まるかどうかのギリギリのところで飛び上がると着地した。その直後、首もとに刺さっていた日本刀が轟音をあげて爆発した。かなりの威力があったようで生き物の首は完全に吹き飛んでいた

動かなくなる生き物

首から漏れてくる黒い液体

俺はその場で吐いた

俺の胃の中にはこれだけのものがあったのかってくらい吐いた

「大丈夫?」

ひどく平坦な声が上から聞こえた

俺はその顔を見上げる

浴びた黒い返り血を気にすることもなく、むしろ髪の毛の乱れを気にしていたその人物は・・・まぎれもなく、朝倉 涼子であった
 (続く)


どうも。始まっちゃいましたww ここでは小説を読みやすくするための解説を少し。

基本的にこの小説は本編と同じくキョン主観で進んでいきます。

あと作中に登場した『生き物』のイメージは『ゴジラVSデストロイア』に出てくるデストロイアの6本足で動くやつを創造してください。

ではまたww


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久々にハルヒSS書きます! [そうてんの小説]

どうも。そうてんです。

10月にはいり、政治・経済・外交情勢も現時点ではとりあえず安定しており、また懸案だったスクールデイズ最終回も無事(無事といえるのか・・・?)終わったので正直ネタ切れです。

そこで久々にハルヒSSでも書いてみようかな、という気にもなりました。そこで私がネタに選んだのはageのゲーム原作の「マブラヴ オルタネィティブ」です。テーマソングの「未来への咆哮」で有名ですね。この曲で私は人生で始めて音楽で泣きそうになりました。

しかし、ここには1つ大きな大問題があります。それは私自身がそのゲームをやったことがないという事実。そういうわけで、話の大枠はオルタからですが、内容はかなり私の創作となります。また、ロボットものやるにはハルヒに登場するキャラクターだけでは少なすぎるので、各方面からキャラクターを引っ張ってくることになります。

正直、SS自体を書くのはかれこれ2年ぶり。小説を書くのも1年ぶり。しかも、ハルヒは初めてであり、また駄文に分類されてしまう作品になるかもしれませんが、読んでいただけると幸いです。また、感想や意見、このキャラクターを出してほしいなどの要望はどんどんお願いします。

作品自体は明日から書いていく予定です。それでは^^

 


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駄文:もしもTBSが放送停止処分を受けたら・・・ [そうてんの小説]

こんにちわ。朝○ックに行ったら『もってけ!セーラーふく』が流れててちょっと嬉しかったそうてんです。
豚骨ハリガネおかわりだだだだだwww

土曜日に政治の話やアニメの話だけを更新するのも休日らしくないなぁ~とか考えたので、もしもシリーズやることにしました。
なんかもしも、って言うよりも俺の願望ですね(苦笑  と、いうわけでヒマな方はご覧ください

もしもTBSが放送停止処分を受けることになったら・・・

(200X年○月×日 某新聞社一面記事)
総務省はTBSを□月△日木曜日の午後7時から午後11時までの4時間の放送停止処分にすることを発表した。この時間は総務省の職員が放送できないように、放送設備を監視することとなった。これはここ数年、取材方法の強引さや捏造が発生していたにもかかわらず全く改善される様子がないことを重く受け止めた総務省が・・・・・・・・・・

この処分が発表された日から当日まで、『言論の自由の弾圧だ!』と叫ぶ市民団体は総務省や国会議事堂の前で数百人規模のデモ行進や座り込みを繰り返した。他の報道機関では、『言論の自由』の話をする一方で、ライバル企業のピンチを喜んでか処分は社内体質の改善をしてこなかったTBSが悪いのだから妥当、という意見が数多く流れた。
処分一月前。ついにTBSは東京地裁に処分差し止めを求める仮処分申請を起こした。ついに舞台は法廷へと移った。
国会では処分を決めた総務大臣の不信任決議案が民主党から出るが、与党と一部民主党議員の反対多数で否決されることとなった。これにより、世間は東京地裁の判断を見守ることとなった。
そして放送停止処分が行われる2週間前。東京地裁はTBSの訴えを棄却。総務省の処分は妥当と判断した。その上で裁判長は「今までの社内体質を自主的に改めてこなかった経営陣の責任は大きい」と異例の発言をした。
これにより、事実上TBSの放送停止処分は決定的となった。

□月△日午後3時
総務省の担当者数十人が赤坂のTBS本社にはいっていく。一部の市民団体が担当者を入れまいと人間の輪を作る計画を立てていたが、前夜からすでに警察による付近の警備は強化されており、実現にはいたらなかった。
社長の苦虫をつぶしたような表情に迎えられた担当者たちは放送設備のある部屋を確認。待機体制にはいった。
午後5時
ほかの報道機関ではこの戦後初の事態を記録しようと赤坂本社付近に報道ヘリや中継者を多数動員。欧米や中国のメディアもやってきて、取材する側がされる側へと変貌していた。
午後6時
いつもは8時台、9時台に放送機器を扱う職員たちが続々と帰宅しはじめる。やる仕事がもはやないからである。
とはいえ、災害報道の観点から一部の職員は本社内に残ることとなった。災害報道の場合のみは一時的に処分を解除することを総務省は決定していた。
午後6時30分。多くの国民、特に関東圏の人々がTBSへの放送停止処分が始まる瞬間を見ようとテレビをつけていた。皮肉なことにこのときの瞬間最高視聴率は60%台を突破、70%台に入ろうとしていた。
TBSはこの間、この処分に至るまでのヌルヌル事件や白いんげん豆、阪神淡路大震災のときの失言や坂本弁護士一家の情報をオウムに流した事件などを事細かに説明する『反省番組』を放送。処分発表時の対決姿勢とは真逆になっていた。
午後6時55分。『反省番組』が終了し、いくつかのコマーシャルが流れる。このときの瞬間最高視聴率はすでに90%台にはいっていた。事実上の日本最高記録であった。その達成が放送停止処分寸前のときとはなんと皮肉なことだろうか。
そして午後7時・・・『ただいま放送しておりません TBS 東京放送』の画面になったあまま、画面は動かなくなった・・・
(終わり)

どうでしたでしょうか? 法制度などそこらへんがあいまいになっているため、矛盾点が発生しているかもしれませんが、起こりそうな展開を想定してやってみました。土曜の暇つぶしの助けになれれば幸いです。


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